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【洒落怖】深夜のささやき

【洒落怖】深夜のささやき

私はいつものように深夜の書斎で仕事をしていた。

時計の針はすでに深夜を指し、家の中は静寂に包まれていた。そんな中、不意に携帯電話が鳴り響いた。画面に映し出されたのは、知らない番号だった。

「もしもし?」私が出ると、反対側からは何も返事がない。

ただ、息をする小さな音が聞こえるだけだった。不気味に思いながらも、「間違い電話か」と携帯を置いた。

しかし、その後も電話は何度も鳴り、いつも通り何も言わない。ただ、息遣いが聞こえるだけ。その夜は不安に駆られながらも、何とか眠りについた。

翌日、私はそのことをすっかり忘れていた。

しかし、夜になるとまた同じ番号から電話がかかってきた。今回は、相手から「見ているよ」というささやき声が聞こえた。

声の主は、私がどこにいるのか、何をしているのかを正確に言い当てる。まるで、私の周りに隠れているかのようだった。

恐怖で身動きが取れなくなり、私は警察に連絡しようと思ったが、携帯はどこにも見当たらない。家中を探し回ったが、見つからない。その時、家の外から「見つけたよ」という声が聞こえた。

声の方向を振り返ると、私の携帯が窓の外、暗闇の中に浮かんでいる。

私は急いで窓を閉め、鍵をかけた。

しかし、その後も「開けて」という声や、窓を叩く音が断続的に続いた。結局、その夜は一睡もできず、明け方まで声や音に怯え続けた。

翌朝、警察に相談に行ったが、電話の記録は消去されていて、私の話には信憑性がないと取り合ってもらえなかった。家に戻ると、携帯はいつの間にか机の上に戻っていた。

しかし、その携帯はもう二度と使えなくなっていた。

それ以来、私は夜になると不安になり、電話のベルが鳴るたびに身を硬くする。

誰も信じてくれないこの恐怖は、私だけのものになった。

見えない誰かに監視され、脅され続ける日々。それが、私にとっての「怖い話」だ。

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