まとめトピックスでは、現在読みたいお話しのジャンルを募集しております。ぜひともお問合せよりご連絡ください。こちらから投稿

【意味怖】意味がわかると怖い話 - 第2夜 –

最後のメッセージ

先月、私は携帯をなくしてしまった。

それを諦めて新しい携帯を使い始めた矢先、昨日、なくした携帯から「家に帰るよ」というメッセージが届いた。

混乱しながら母に相談すると、彼女は青ざめた。
「今日はあなたの兄ちゃんが亡くなってからちょうど一年だね。」

私は言葉を失った。

その番号は亡くなった兄のものだった。

どうしてそんなメッセージが…?
でも、それ以上に怖かったのは、家に帰る途中で誰かが後ろを歩いている気配を感じたことだった。

部屋の鏡

新しいアパートに引っ越して、初めての夜に奇妙なことが起こった。
部屋の大きな鏡に自分の姿が映らない。

パニックになりながらも疲れてそのまま眠りについた。

翌朝、鏡は普通に私を映し出していたが、端には昨夜の私がまだ映っている。
恐る恐る近づいてみると、昨夜の私がゆっくりと首を横に振り、口を動かした。

「助けて」と。
その瞬間、部屋の中で何かが動いたような気がした。

忘れられた写真

幼い頃の自分が写った古い家族写真を見つけた。
しかし、見覚えのない女の子が一緒に写っていた。

母に尋ねると、彼女は私の双子の姉だったと言う。
しかし、私には姉がいた記憶がない。

「事故で亡くなったの。だから話さなかったのよ」
と母は言った。

その夜、見知らぬ女の子が夢に出てきて、「なぜ忘れたの?」と尋ねる。
目が覚めてもその声が耳に残っていた。

空白の時間

友人と映画を見に行ったが、途中で眠ってしまった。

目が覚めると、映画は終わっていた。
友人に起こしてくれなかったことを文句を言ったら、彼は驚いた顔をした。

「お前、映画の途中で席を立って、それ以来戻って来なかったぞ」と。

しかし、私は映画館を出た記憶がない。

家に帰っても、何かがおかしい。
私の時計は映画が始まる前の時間で止まっていた。

夜中の電話

毎夜、見知らぬ番号から電話がかかってくる。

出ると、いつも無言。
昨夜、また同じ番号から電話があり、勇気を出して「誰?」と聞いた。

すると、冷たい声が答えた。

「今、お前の家の中にいる。」
電話は切れた。

私は恐怖で震えた。
警察に連絡しようとした瞬間、電話がまた鳴った。

「見つけたよ」という声。

そして、家のどこかでドアが開く音がした。

Feature

特集カテゴリー

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次