【洒落怖】スノーボード
去年の冬、私たち四人はスノーボードを楽しむため山へ向かった。
その山は美しい景色で知られていたが、同時に古くから伝わる呪いの話もあった。私たちはその話をあまり真に受けていなかった。その日、A君、B君、C子、そして私は、冬の山を満喫していた。
しかし、その楽しい時間は長くは続かなかった。
夜が深まると、私たちは山小屋で一夜を過ごすことにした。
火を囲みながら、古い呪いの話で盛り上がった。その話は、山に住む幽霊についてで、不幸な運命に見舞われた者たちが幽霊となり、山を彷徨っているというものだった。話を聞いているうちに、外から奇妙な音が聞こえてきた。風の音だと思ったが、何かが窓を叩くような音が続いた。
A君はその音の正体を確かめに外へ出て行ったが、そのまま戻って来なかった。
B君はA君を探しに行ったが、彼もまた何かに襲われたようで、意識不明の状態で発見された。
C子と私は怖くなり、山小屋に閉じこもった。夜通し、外からは不気味な声や足音が聞こえ続けた。私たちは恐怖で眠ることができず、朝を迎えた。
翌日、警察と救助隊が到着し、A君の捜索が行われたが、彼の行方はつかめなかった。
B君は病院に運ばれたが、いまだに意識が戻らず、何があったのか語ることができない。私とC子はその事件以来、深い絆で結ばれ、お互いの支えとなった。私たちは共にお祓いに行き、呪いから解放されることを願った。
その体験から一年が経った今でも、A君の行方はわからず、B君は意識不明のままだ。
C子と私は一緒にいるが、私たちを取り巻く状況は変わらず、呪いの影響は続いているようだ。私は、あの夜に何が起きたのか、そしてなぜ私たちが呪われたのか、その理由を探し続けている。
スノーボードに行ったあの日、私たちの人生は一変した。
楽しいはずの旅行が、恐怖と不幸の物語へと変わってしまった。私たちは何故、その山で呪われたのか。A君はどこへ消えたのか。B君は再び目を覚ますことができるのか。
そして、C子と私はこの呪いから逃れることができるのか。これらの問いに答えを見つける日が来るのだろうか。
それとも、私たちの運命は永遠にこの呪いに縛られ続けるのだろうか。
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