【涙腺崩壊】星を見る子
投稿者:匿名さん
俺には7歳の娘、ユイがいる。ユイは小さい頃から星を見るのが大好きで、毎晩のように星空を眺めるのが日課だった。特にユイは、亡くなったばあちゃんと一緒に星を見るのが好きだったんだ。
ユイとばあちゃんはとても仲が良かった。ばあちゃんは、ユイに星座の名前や星にまつわる話をたくさん教えてくれた。夜になると二人で庭に出て、手をつないで星空を眺めるのが日課だった。ばあちゃんはいつも、星にはそれぞれ物語があるって言ってた。
ある日、ユイが学校で作った絵を見せてくれた。それは、夜空に輝く星々と、一つの大きな星を中心に描かれた絵だった。ユイはその絵を「おばあちゃん星」と呼んだ。数ヶ月前に亡くなったばあちゃんが大好きだったから、星になったんだって。
その言葉を聞いて、俺はユイが星に対して感じている特別な思いを理解した。ユイにとって星は、ただのきれいな光ではなく、愛する人々が宿る場所だったんだ。
それから俺たちはよくユイと一緒に星空を見上げるようになった。ユイはいつも同じ星を指差し、「おばあちゃん、見てる?」と小さな声で話しかける。その姿は、何とも言えず切なくて、でも温かかった。
ユイのおかげで、俺たち家族は、失った人への想いを星に託すようになった。星空を見上げるたびに、亡くなった人々が遠くから見守ってくれているような気がする。
ユイは、俺たちに星の見方を教えてくれた。星はただの星ではなく、愛する人々とのつながりを象徴するものなんだと。
コメント